「高性能PCは10万円以上が常識」
「安いPCに我慢はつきもの」
「安いCPUで配信なんてムリゲー」
趣味者としても
業務利用にしても
PCで配信したいけど金欠な人にしても
非常にもどかしい問題だった人は
多いハズ。
- 配信も器用にこなせる6コア12スレッド。
- 基本クロック3.2GHzなのでパワーは控えめ
- 6C6Tなのに9000円台にて調達可能
※発売から90日ほどで完売(BTO工場の在庫からも)
1600AFは重いゲーム動かすには向かないけれど
特別に重いゲームじゃなければ配信も器用にこなしてくれる子。
ただ、選び方を間違えると不満が出てくるのがCPU。
そこで、この記事では・・・
1600AFによる価格破壊の革命的威力と
1600AFを選んで後悔しないコツや注意点
といったポイントをメインで注目していく形で
格安構成でキツい思いをしてる人々に
ピッタリな朗報「1600AF」を解説しちゃいます!
「行き先案内」 | |
1600AFのスペック | intel製のライバルと1600afを徹底比較! |
1600AFとQ&A | 1600AFの価格破壊レポ「まとめ」 |
注:20年5月末現在では品薄すぎて単品購入不可→BTO買ってはぎとろう
Ryzen5 1600AFのスペック
- 6C12T
- クロック(ベース:ブースト)3.6GHz:3.9GHz
- キャッシュ(L2:L3)
3MB:16MB - 対応メモリ:DDR4-2933
- 消費電力65W
製品名は1600AFなんですけど
実際のところは
2600を1600と同じ性能にデチューンした製品
という認識の方が正しいCPUです。
zenではなくzen+だし
製造プロセスも14mmではなく12mm。
クロック数とスレッド数、コア数が
1600と同じ、というわけです。
ユーザーの使用感とお得感の演出を狙った
型番設定と言えます。
消費電力とCPU温度
消費電力が65W。
Ryzenはcore iシリーズより厳格に
消費電力を設定・製造されています。
ランニングコスト低くて
わかりやすい。
例にもれず
価格破壊をやらかす
1600AFであっても
手を抜くことなく。
「消費電力の高さは温度の高さ」なので
CPUクーラー代を掛けずに冷やせる
良作とも言えます。
ただ、Prismクーラー以外は
音が少し耳障りだったりするので
静音に特化した外部クーラーの購入を
検討してもいいと思います。
外部クーラー買っても十分に安い買物なので(笑)
1600afの安さは消費電力を犠牲にしない
- 旧世代機なのでB550に載せられない
- 旧世代機なのでコア当たりのパワーで3300Xに劣る
安く売れる理由はあくまで「旧世代機」だから。
最新のB550マザーボードに載せられず
最新のRyzen3を相手にすると
1コアあたりのパワーで劣る
消費電力で負担を掛ける真似をせず
6C12Tという器用さをこんなに安く提供できる理由は
こんなところにあるわけですね。
1500Xより強ければ推奨スペック入りできる
VR対応力も嬉しい。
導入費用のわりにハイスペすぎる
コア数やスレッド数ゆえに消費電力の面で不安視
・・・する必要がない
優秀なCPUと言えますね。
それに、予算が厳しいなら
B450で満足するしかないのは
このCPUに限った話でもないですし。
Ryzen5でコスパを比較
型番(Ryzen5) | 1600AF | 1600 | 2600 | 3500 | 3600 |
コア数 | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 |
スレッド数 | 12 | 12 | 6 | 6 | 12 |
基本クロック(GHz) | 3.2 | 3.2 | 3.4 | 3.6 | 3.6 |
ブーストクロック(GHz) | 3.6 | 3.6 | 3.9 | 4.1 | 4.2 |
L2キャッシュ(MB) | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
L3キャッシュ(MB) | 16 | 16 | 16 | 16 | 32 |
消費電力 | 65W | 65W | 65W | 65W | 65W |
お値段(\/専門店での売価) | 9,980 | 11,980 (中古価格) |
14,278 | 16,148 | 23,980 |
Ryzen内でレッツ・コスパ比較!
ランニングコストと発熱リスク、
コア数、L2は軒並み横並び。
スレッド数でゴリ押して
3500に迫る感じの稼働になりそうですね。
性能に関しては1600AFと1600は同じですが
中古の1600より安いお値段
って事実は見逃せない格差。
3600に関してはそもそも
Ryzen5よりはRyzen7が比較対象。
Ryzen5らしい
経済性を重視するのであれば
今の買いは1600か3500。
2600だとゲーム向きの3500を相手どると
非力で1600AFとの格差も小さいですからね。
Ryzen5 1600AFと3500と3300X
型番(Ryzen5) | 3300X | 1600AF | 3500 |
コア数 | 4 | 6 | 6 |
スレッド数 | 8 | 12 | 6 |
基本クロック(GHz) | 3.8 | 3.2 | 3.6 |
ブーストクロック(GHz) | 4.1 | 3.6 | 4.1 |
L2キャッシュ(MB) | 2 | 3 | 3 |
L3キャッシュ(MB) | 16 | 16 | 16 |
消費電力 | 65W | 65W | 65W |
お値段(¥/専門店での売価) | 15,378円 | 10,978円 | 16,148円 |
3500と1600AFを比較してる人が結構多いので
この三者に絞って徹底比較する項目を増やしてみました!
- 本記事の主役「1600AF」
- 3500の上位互換「3300X」
- みんなが比較したい「3500」
安くて器用なのが1600AFのウリ!
パワーに関しては3300Xと3500が上。
ですので、同じ「安めのRyzen」とは言っても
用途レベルで選び分けることになります。
基本的には扱うゲーム(ソフト)の重さで決めます。
また、3500よりは3300Xの方が安くて
コア当たりのパワーも強くスレッド数も多いから
器用さでもアドバンテージがあります。
よって、1600AFか3300Xで選ぶことになりますね。
ゲーム配信はするけど重くないゲームを扱うなら1600AF
ゲームが重いようなら3300Xを選ぶことになります。
3300Xで器用さが足りなくなってきたら
さすがに3600の出番ですがね。
インテルCPUとの比較
型番 | Ryzen5 1600AF | Corei5 9400F | Corei3 9100F |
コア数 | 6 | 6 | 4 |
スレッド数 | 12 | 6 | 4 |
基本クロック(GHz) | 3.2 | 2.9 | 3.6 |
ブーストクロック(GHz) | 3.6 | 4.1 | 4.2 |
L2キャッシュ(MB) | 3 | 0.256 | 0.256 |
L3キャッシュ(MB) | 16 | 9 | 6 |
消費電力 | 65W | 65W | 65W |
お値段(\/専門店での売価) | 9,980 | 17,240 | 8,450 |
圧倒的に1600AFが安いくせに
第9世代core iシリーズの
最強コスパCPUよりも強そうな数字がズラリ。
9400F唯一の強みは
火事場の馬鹿力であるブーストクロックのみ。
しかも格下の9100Fに惜敗。
通常動作では1600AFの方が強いんです。
10倍以上という圧倒的性能差で
1600AFが勝っているL2キャッシュ。
書斎や子供部屋で言えば
「L1キャッシュがデスク
L2キャッシュが本棚
L3キャッシュが押し入れ」
本棚の機能性で量でも質でも
1600AFさんが圧勝している
みたいな状態です。
競争相手として
価格帯勝負では9100F
性能勝負では9400F
が妥当と睨んで比較したのですが、
1600AFにとっては
身内であるRyzen同士よりも
ぬるい戦いになって仕舞いました。
安さを理由に9100Fを買うくらいなら
1000円ちょい多く出して
1600AFを買う選択の方が良い買いものになるのは
間違いないですね。
Ryzen5 1600AFへのダメ出し
安くて高性能。
他社製品と比較すれば
身内相手よりも楽に無双できる商品力。
正直、めっちゃ優秀であると
太鼓判を押してはいます。
ただ、中身が2600と変わらんなら
バルク売りで構わないので
2600の処分価格という形で出して欲しかった
というのがケチな自作erとしての恨み節ですね。
「十分に安いのだから
雀の涙ほどの性能差が気になるなら
2600買っとけやヴォケが」
って話ですがね。
「AMDさん、アンタは商売上手すぎる」
と抜かしたところで
「お前はどれだけ図々しいんだ」と
世間から叩かれるのがオチってもんです。
それくらい完成度も商品企画としても申し分ないレベルにある
ということで
ダメを出すとは言っても
十分に納得できる程度の話で収まってます。
「10000円を下回る価格設定で
6こあ12スレッドが売り出される」
これだけで
常識が粉砕骨折するレベルの話なんですから。
Ryzen5 1600AFに合うマザボ
製品の特長を熟知した上で
コスパの良さを最大限に生かすことを考えれば
第2世代と共に誕生したB450のマザボに絞られます。
ASRockが嫌いである
メーカーにこだわりがある
といった理由がないなら
Steel legendを推奨します。
1600AFはB550マザボに非対応?
Athlon APU | 1000番台CPU | 2000番台CPU | 3000番台CPU | Zen3新世代 CPU | |
X570 | 不可 | 不可 | 可 | 可 | 可 |
B550 | 不可 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
X470 | 可 | 可 | 可 | 可 | 不可 |
B450 | 可 | 可 | 可 | 可 | 不可 |
X370 | 不可 | 可 | 可 | Bios更新 | 不可 |
B350 | 不可 | 可 | 可 | Bios更新 | 不可 |
A320 | 可 | 可 | 可 | 不可 | 不可 |
参考資料:AMD公式
1600AFは実質、第2世代のzen+アーキティチャーのCPU。
発売時期は確かにB550発売前夜なのですが、
よって、1600AFは
B550のマザボには非対応
である可能性が極めて高い。
ただ、B550以外は
BIOS更新抜きで使えるのが
第2世代Ryzenの強みでもあります。
何かのタイミングで値崩れしたら
X570マザーボードを狙う選択も
アリかもしれません。
Ryzenだからと言って
AM4でも使えないチップセットがある。
その点はくれぐれもご注意ください。
というわけで、B550の登場を待たずに
1600AFはB450でサクっと組んじゃいましょう!
1600AFにはB450 Steel legend
B450 steel legendは採用実績も多く、
構成部品の耐久性に
定評と実績があります。
さらにお値段も非常にお求めやすいという
死角のないマザーボードです。
せっかく1600AFが安いので、
お金のかけどころはもっと別のところに
見出すべきと言えます。
サイズはATXとMicro-ATXの2種類
お好みのサイズで組んじゃいましょう。
Ryzen5 1600AF 素朴な疑問と回答
使えます。
ただしソフトの推奨スペックを確認した上で
判断しましょう。
Amazon・楽天。
ドスパラ等のPCパーツ専門ショップ。
大手家電量販店みたいに
客層が完成品だけを求める店には
CPU単品って基本的に置いてません。
中身は第2世代Ryzenなので
基本的に問題ナシ!
不安ならBIOSアプデするなり
マザボの公式ページの対応リストで
確認するといいでしょう。
名前は第1世代。
中身は第2世代。
それが、「1600AF(解説パートを復習)」!!
1600AF終売のウワサ
1600AFは発売からずっと
ほぼ同時期に発売した3300X共々
代用品の座に甘んじた3500をも巻き込んで
売り切れであることが当たり前の状況にありました。
まだウワサの域を出ませんが
数量限定生産品のため、終売になった
という話を方々で聞くようになりました。
真偽はともかく、再販があってもすぐなくなる
人気製品であることには違いないですね。
ただ、完成品であるBTOパソコンごと買う方法なら
入手はしやすい。
セール品にもラインナップされてますし、充分な在庫がある。
(ショップBTOからなら取り出しも比較的やりやすい)
これぞ「あるところにはある」という状態なのでしょう。
と、言うわけで
どうしても1600AFが欲しいなら
BTOでの入手も検討する価値はありますね。
Ryzen5 1600AFの価格破壊っぷり
6コア6スレッドの3500でも
衝撃的な価格でしたが
その上を行くコスパを
その上を行く価格破壊を
やってのけたのが1600AF。
6コア12スレッドが1万円きってるとか
とんでもないですからね。
1600AFで組む場合のお金のかけどころは
グラフィックボードと静音CPUファン
この点を頭の片隅に置いて掛かれば
間違った買い物をすることはないでしょう。
- 1600AFをツクモで買いに行く(品切れ)
- 1600AFをarkへ買いに行く
1600AF搭載BTOの選び方
pc-pz.com は、あなたがお探しの情報の全ての最新かつ最適なソースです。一般トピックからここから検索できる内容は、…
19日、BTOショップ3社が搭載モデルをリリース。
6.7万円から買えるんですが
7万円を切る売り場は非常に限られています。
(筆者ブログ記事:https://pc-pz.com/2020/05/21/bto-1600af/#outline__1)
「開発用PCとして使えるブツが
高すぎて手が出ない」
と日頃から嘆いている30代SIer勤務の女友達(既婚)曰く
「7万円を切る6C12T搭載PCは安くて開発にも向くので非常にありがたい」
らしい。
とはいえ、1600AF搭載機って絶対に安いよね
と予想を話してしまったので
うっかり高いのを発見して
うっかり買ったり早とちりする前に
早く伝えなくては!!!